ピーターラビット めくりしかけえほん
娘と小児科に行くと、待合室に置いてある絵本を読んであげるのですが、娘が毎回必ずといっていいほど選ぶのがこの絵本です。
さすが小児科に置いてある絵本だけあって、仕掛け部分はほぼ壊滅状態。
単なる絵本になっている、いやそれどころか肝心な部分が取れてしまってウサギがいない、後ろの風景だけになっていたりするので単なる絵本以下ですらあるのですが、娘にとってはたぶん仕掛けはどうでもよく、ピーターラビットの母の、この一言が胸に響いたようです。
「マグレガーさんの畑にだけは、行ってはだめですよ。お父さんはね、マグレガーのおくさんに、パイにされてしまったのですからね」
初めてこの絵本を読み聞かせた時、ちゃんとピーターラビットを読んだことがなかった私も、娘と一緒に衝撃を味わいました。
ピーターラビット・・・こんなお話だったのか・・・。
私ですら、うさぎを食べるという感覚はほぼ無い。
4歳の娘にとって、可愛いうさぎを食べるというのは悪魔やオニも同然。
毎回、このセリフがくると「マクレガーさんは悪い人やんなぁ?」みたいなことを言います。
私、返す言葉に困ります。
最初の内は、「うーーーん、そうやなぁ、難しいなぁ。」くらいの濁し方をしてたんですが
あまりにも毎回聞かれるので、こないだとうとう堪えきれず
「悪い人・・ではないと思うよ。だって私達もお肉食べるやろ。にわとりとかさ。」って言ってしまいました。
正しいとか間違いとかの問題ではなく、これをあまり言うと「可愛そうやから食べない!」とか言い出しそうで怖いんですよね・・。
難しい。難しすぎるよ、ピーターラビット。
うさぎにとっては、好きな野菜を見つけて食べてるだけなのに、捕まようとしてくるマクレガーさん。(なんとパイにされる)
マクレガーさんにとっては、丹精こめて育てた野菜を食い荒らす憎きウサギ(しかも美味しい)。
こんなこと、4歳児にどう説明すればいいの!
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